火災報知器の費用

さて、先ほどは火災報知器を褒めちぎったが、いいことばかりではない。
当然だが、お金がかかる。家族を守るためのお金としては安いものだが、どれくらいかかるものなのか少し見てもらいたい。

住宅用火災警報器は、配線工事が不要のものや、配線工事を行って出火場所以外にも火災を知らせるタイプなどがある。それぞれ65℃前後の温度で警報を発する「熱式火災警報器」や、50cm程度離れたところからタバコの煙を吹きかけると警報を発する「煙式火災警報器」などがある。価格も同じくらいなので、どちらが良いとは一概にはいえないが、タバコを吸う方がいる場合は「熱式火災警報器」をお勧めする。
また、火場所以外にも火災を知らせるタイプをのぞけば、ほとんど全部屋に火災報知器を取り付けなくてはならない。警報器1つ当たりの値段は概ね5,000円から10,000円程度。住宅の大きさや間取りなどによっても異なるが、一般の2階建て住宅では3〜5個の警報機器設置が予想されるため、家庭には30,000円程度の負担増は避けられない。

出来るだけ支出は抑えたいものだが、家族を守るためには仕方のない支出でもある。「火災報知器について」を読んで、少しでも火災報知器の有用性に気づいてもらえたなら、火災報知器を取り付けるのがベストだが、それ以外の対策も講じてもらいたい。

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火災報知器について

火災報知器とは、煙や熱を自動的に感知して、警報ベルなどで、建物内の人達に火災を知らせる設備です。
消防法改正により、これから作る物件全て、さらに5年以内に全ての家庭に設置することが義務づけられました。罰則はないので取り付けなくても良いのですが、家族の命を守る大切な装置です。出来ることなら、火災の発生する恐れの高い部屋、台所や、リビング、寝室には取り付けるようにしたいものです。

さて、火災報知器とはただ火災を知らせるものなので、本当に効果があるのか疑問に思う方も多いハズです。そこで、次のグラフです。このグラフは、日本の火災死者の原因を示しているものです。
日本の火災死者の原因
かなりの方が、家庭で、それも気づかないまま火に囲まれ、死亡するというケースが多々あります。これが死亡の主な原因であることから、気づくのがもっと早ければ、助かったかもしれないということがわかります。

加えてここに、アメリカのデータがあります。
アメリカの火災死者数と警報機の普及率
見ていただければわかると思いますが、普及率の増加とともに、死者の数はどんどん減っています。これは、先のグラフでもわかった通り、気づかないうちに手遅れになっていた、という火事が激減したことが挙げられます。

それを裏付けるように、ここに、東京消防庁のグラフがあります。これは、火災報知器を付けた、付けないがどのくらい火災での死亡率に関係があるか示したものです。
東京消防庁の統計(死亡率と、火災報知器の関係)
はっきりと答えが出ています。ただ火災報知器を付けるだけで、死亡率が1/3になっています。火災報知器を設置することで、家族の危険を減らすことが出来るのです。

以上のことより、火災報知器は家族の安全に大きな手助けになることといえます。気づかないうちに火に囲まれ、そしてどうしようもないという悲劇を防ぐことが出来るのです。火災報知器は、義務づけられたからという理由ではなく、自分から進んで取り付けるべきものであることは間違いありません。

東京消防庁<生活安心情報><ついていますか?住宅用火災警報器!>

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